滞在237日目:断髪式
恥ずかしい話*1、フィリピンに到着してからの8ヶ月間、僕は一切の散髪をしてきませんでした。これは別に「フィリピンの床屋なんぞ信じられるか!」という偏見があるわけでもなくて、たとい日本にいようとも年に1回か、よくて2-3回しか散髪をしないのです。いざ切るとなったらバリカンで坊主頭に仕立てるのが常ですが、そこから1年ばかりの間は伸びるがままにしておき、進退窮まるくらいに貯まったらまた切る、というサイクルでこの3-4年を生きてきました。
で、伸ばした結果がどうなるかというのはFacebookをご覧いただければ明瞭なのですが、人によってはアフロと形容するくらいの頭*2になってしまうのです。こんな頭に出来るのは偏にオシャレに無頓着なためなのですが、それにしたってフィリピンでは暑いですし、社会に出た経験を持つお姉さま方からは「社会人として看過できぬだらしなさ!」とお叱りを頂き続けてきました。
というわけで意を決して、散髪に行ってきたという話です。
(画像は、フィリピン人の友達が「chihariroさんの生き別れの兄弟を見つけました!」といって送ってきたものです。さすがにこんな見事なアフロではありません、念のため)
*1:大嘘です。ほんとうは恥ずかしいなんて微塵も思っていません。少しでも羞恥心があれば、何かしらこだわりの髪型にキープする努力をするはずですから。
*2:僕としては前髪が垂れるのが嫌なので「オールバック」をイメージしたつもりだったのですが、いわゆる天然パーマなのとボリュームとによって四方に伸び広がるスタイルになるというわけです。
滞在234日目:中級の日本語
文化紹介が終わって早々、授業の準備をしなくてはなりません。「なりません」なんていうとイヤイヤ仕事をしているようですが、さにあらず。2-3週間前に、中級クラスの先生に「授業をやってみない?」と打診され、これもよい経験と二つ返事で受け入れてしまったのです。前にも書いたかもしれませんが、こういう機会が来た場合、僕は基本的に即決で挑戦することにしています。多少健康とか時間に無理があっても*1、千載一遇のチャンスじゃありませんか。
*1:時間はともかくとして、健康面で無理を通せるのは若いうちだろうという自覚はあります。この「若い」という言い方が曲者で、今は未だ「若いわねぇ」と言っていただけることもありますが、せいぜいあと3-4年が華というところでしょう。時の流れとは残酷です。