日本語パートナーズ記@マニラ

日本語パートナーズ フィリピン3期として9カ月間の活動を経験。大学では国語学を専門にやっていましたが、キャリア的には背水の陣。

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

杉原洋紀・堀口美奈『最初のペンギン ストーリーでわかる! らくらく外国語習得術』

このところ、いままでにないほど集中して読書に励むことができています。といって、趣味で集めた近代文学の本は読めず、日本語パートナーズがらみの本が中心となっているので、読書家は名乗れませんね。 キュートな表紙は、あのSuicaのキャラクターでおなじ…

永井一郎『朗読のススメ』

さて、今回読んだのはこれ。 さすがに有名な人ですので「永井一郎」と聞いただけでピンとくる方も多いとは思いますが、「サザエさん」で波平役を長らく演じていらした俳優さん*1です。まぎれもない名優でしたが、惜しくも2年前に他界されています。本書の刊…

千野栄一『外国語上達法』等、モチベーションを上げる読書

今日読み終わったのはこの本*1。 題名を見る限りあまりに安直。「こんなものを読んでコツが分かれば誰も苦労しない!」と僕もそう思いました。しかし、岩波新書についてご存知の方ならお判りでしょうが、このレーベルの黄色表紙は70年代~80年代に出版された…

フィリピンフェスティバルをぶらり

研修最終日に、「明日は東京でベトナムフェスタをやっているから行こうと思う」と言っている方がいました。それを受けて、あるメンバーが「フィリピンのフェスティバルもあるのでは」と調べたところ、果たして日比谷公園で開催されるとのことで、今日はそれ…

横浜をぶらり

「毎日更新します」みたいなことをぬかしておいてなんたる体たらく! と、お思いの方もあるかもしれませんが、実はここ2日ばかり体調を崩して寝込んでおりました。原因にまったく心当たりがないのですが、木曜の午後にお腹を下して、翌金曜の朝には38℃の熱を…

橋本陽介『日本語の謎を解く』

現在準備期間中なわけですが、できるだけブログは更新しようと思っています。といって、無駄に僕の日常なんか語っても仕方ありませんから、そのために毎日1つのトピックを構築できるよう勉強するつもりです。本来順番が逆(ブログのために勉強するのではなく…

役に立ちそうなもの #1

研修中はきわめて規則正しい生活を送っていたのですが、戻るや否や悪しき習慣が舞い戻ってしまいました。まあ資料や写真の整理、読書などでどのみち活発に動いているわけではないのですが、日曜月曜と家に閉じこもっていました。 で、奮起してひさびさに街へ…

「ボルテスⅤ」に関する覚書

研修ではいくつもの驚くべき発見がありましたが、その中のひとつがフィリピンにおける「ボルテスⅤ」の人気です。 (画像はAmazonより) 正式には「超電磁マシーン ボルテスⅤ(ファイブ)」というらしいですが、日本で放送されていたのは70年代後半のこと。いま…

研修27日目(終):「ここまで」と「ここから」

3時まで起きていたのは、他でもなく荷造りにおわれていたためです。僕は整頓の得意な質でなく、またどうしても物を捨てられない性格ですので、部屋が瞬時に散らかってしまうのです。今回も机の上にはプリントが雑然と敷かれ、床には使い終わった電池が転がっ…

研修22日目:己の成長を見る

明日はもう「日本文化紹介」の本番です。タイムテーブル的には本研修の集大成なのですが、準備がだいぶ慌ただしいので感傷に浸る間もなく終わりそうです。今日の午後はフルでその準備に充てられ、万全で挑むことができるというものです。 午前中の語学も終わ…

研修20日目:休息の配分

研修に来る前には、「土曜の午後と日曜は休み。となればその休みを精一杯使って、関西を満喫するぞ!」ともくろんでいましたが、勉強の疲れを計算に入れていませんでした。先週も土曜日の午後は昼寝をして、晩御飯で外に出るくらいの行動しかできなかったの…

研修19日目:使命と責任

研修の2週目が終わろうとしていますが、顧みるにつけて、自分がメンバーとうまく交流できていたのかが少し不安にもなります。ずいぶん前にも書きましたが、もともと人と話をするのが得意ではない性分であるのにくわえて、人の評価を気にする質ですから始末が…

研修18日目:巻いて、着て、読んで

TTが一段落して、ここからいよいよ研修も終盤となりますが、集大成として用意されているのは「日本事情・日本文化紹介」です。グループごとにテーマを決めて、最終週の火曜日にみんなの前で発表するのですが、準備時間が長くとられています。今日は流れが説…

研修17日目:自分の授業の姿

「実践」の比重が大きくなるのを痛感する1日でした。 単にものを知ったり覚えたりするだけではなくなりますので、自分の性質がいかなるものかを突きつけられる時間が長くなったわけです。ここで直すべきところが見つかってしまうと、ある種自分を否定するか…