日本語パートナーズ記@マニラ

日本語パートナーズ フィリピン3期として9カ月間の活動を経験。大学では国語学を専門にやっていましたが、キャリア的には背水の陣。

研修10日目:日本的な技能

 朝方9時のバスで留学生たちは帰っていきました。僕が知っているウズベク語は"rahmat"だけなのですが、それを口にするだけで彼らはものすごくうれしそうな顔をしてくれました。また会えたらいいな。

 いままで食堂にいた彼らがいなくなって、食事の度に虚無感が襲ってくるようです。そんなこともいってはいられないので、頑張って勉強します。将来中央アジアで日本語を教えたりするのもありだなぁとか思いつつ。

 

①英語

 今日はレストランでの注文を主にやりました。だいたいどう話せばいいかというのはわかっていますが、付帯情報としてフィリピンの食べものを紹介してくださいました。

 TahoHalo-HaloSigsigあたりは向こうでもよく食べたものです。とくにsigsigは、大学の近くに屋台が出ていたためにほぼ毎日食べていて、現地の先生に「他に食べるものはないの?」と聞かれたくらい好きです。今日の話では「これはおいしいけど全部fatだから体に悪い」とのことでした。Lechonは前回食べられなかったので、どこかのタイミングで食べられたらうれしいです。

 それから、若干脈絡はありませんが、イギリス英語とアメリカ英語の話がありました。有名なところでは"cinema--movie theater(イギリスでも使うけど綴りは"theatre")"とか"lift--elevator"は有名ですが、"flat--apartment"とか"chemist's--drugstore"なんて違いもあるのですね。そういえば、Youtubeでそのあたりの違いに言及したよい動画がありますので、紹介させていただきます。

www.youtube.com

 

②教材・教具紹介

 日本語教育においては、教科書とかワークシートはもちろんのこと、伝統文化や生活様式を示す写真、その他生徒の集中を持続させるアイデアグッズをも効果的に使うことが求められます。

 グッズについていえば、たとえばピンポンとかブブーとか音の鳴るおもちゃや、たこ焼きが先端にくっついた面白指示棒とか、こんなものが売っているのかと感心するものも多くありました。特に中学とか高校では、「つまらない」授業を少しでもアトラクティブにこなす工夫が大切になります。

 著作権他の関係上、公開するわけにいかないのが残念です。

 

③かっぱ巻きづくり

 この研修が始まる前に、自主企画というものが募集されました。つまり講師が講義をするだけではなく、パートナーズの中から有志がなにか自分の得意なことを周りに教える、という企画です。いくつかある中から、僕は自分の苦手な料理を選び、かっぱ巻きを作ることとなりました。

 結果から言うと、実にたやすく巻き上げることができました。ひとえに指導くださった方の教え方によるわけですが、素人の僕がそれなりの形を作れたのですから、日本語学習者の生徒でもたぶんどうにか作れるのではないかと思います。

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ご覧の通り、けっこうきれいに巻けています。

 寿司酢は想像よりずっとドバドバ入れるし、巻くときにいれるご飯はとても少なく、驚きの連続でした。でもこういうちょっとしたコツを知っておくだけで現地で教えられる幅が大変に広がりますから、貴重な体験ができたと思います。