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日本語パートナーズ記@マニラ

日本語パートナーズ フィリピン3期として9カ月間派遣予定。大学では国語学を専門にやっていましたが、キャリア的には背水の陣。

このブログについて

日本語パートナーズの内定をいただき、2016年7月からフィリピンに行くこととなりました。 このブログでは、フィリピンでの生活や日本語教育の実態、その他滞在中に僕ことchihariroが考えたことを発信していくつもりです。 出発までは、僕が日本語教育に関連…

滞在234日目:中級の日本語

文化紹介が終わって早々、授業の準備をしなくてはなりません。「なりません」なんていうとイヤイヤ仕事をしているようですが、さにあらず。2-3週間前に、中級クラスの先生に「授業をやってみない?」と打診され、これもよい経験と二つ返事で受け入れてしまっ…

滞在231日目:節分大会②「露とこたへて」

恵方巻の後の豆まきセッションですが、正直こっちはそんなにやることがなく、どちらかというと1時間半もたせるようなプランに苦戦した印象です。そもそも教室で豆を撒くわけにいきませんので、会場の問題もけっこう大きかったと言えます。

滞在231日目:節分大会①「北北西に寿司を向けよ」

UPの言語学科では、僕のために大きな文化紹介の枠をご用意いただいています。これまでにやったところで言いますと、「かるた」「書道」がそれに当たります。本当は月イチくらいで実施したいところですが、どうにも暦や予定の関係でこの程度しかできず残念で…

滞在225日目:オカマ歌劇を見る

もちろん仕事といいますか、メインとなる業務を最優先しなければならないということはわかっていますが、それにしても楽しい誘いを断るのは憚られます。ただでさえ残り短い滞在なのですから、やることがあるから、などというつまらない理由で活動を減らした…

滞在225日目:日本語はやさしいですか?

さて、忙しい月末なわけですが、その分日々の充足も多く感じられますね。貯まった記事も細々と書きつないでいく所存です。 この日はDemo Teaching、すなわち1つの授業を持たせていただけることになりました。もちろんそうそう頂ける機会でもありませんから、…

滞在224日目:「何チョコですか?」

世間はバレンタインデーです。僕としてはこれといって思い入れのある日ではなく、かといって漫画でよくあるようにねたむような気持ちも毛頭ありません。ようするに、この日については「市井の人がなにやらにぎわう日」という鳥瞰的な認識を持っているのみな…

滞在220日目:複雑な漢字の対策

パートナーズとしての滞在も8ヶ月が経過しようとしていますが、現在に至るまで継続して日本語のクラスを履修している学生というのは案外少ないです。カリキュラム上、言語学専攻以外は上の方のレベルをとれないようでして、先学期まで仲良くしていた学生に会…

滞在217日目:日本語クエスチョン⑥

今期は日本事情に関するクラスがあるとすでに書きましたが、経済とか流行を学んでいる過程でももちろん日本語の疑問は噴出し続けるわけで、その矛先はというと当然ネイティブたる僕に向けられます。明朗にこたえられればそれに越したことはありませんけれど…

滞在214日目:人前で話させること

ちょっと日記がたまりつつありますね。実を言いますと終わりに向けてだいぶ忙しくなってきていまして、おちついて文章を書いている暇がないのです。短くバシッとした記述ができればマメに更新できるのでしょうが、いくら書くのが速くてもどうにも長く書いて…

滞在210日目:挑戦的新学期③「流行語大賞候補語について」

発音記号に悩まされた後は、ちょっとしたレポートがありました。日本事情を学ぶクラスでの発表でして、お題は「流行語大賞」。前にも書いたと思いますが、ひとり2語を担当してそれについて調べてくるというものです。幸か不幸か僕にも配当がありまして、やる…

滞在210日目:挑戦的新学期②「発音記号の苦労」

ひらがなの授業が終わったあとは、続けてテストの監督をしました。テスト監督自体はこれまでも何度かやっていますし、知っている学生がほとんどのクラスでしたので緊張はありませんが、気がかりだったのはその内容でした。実のところ、このクラスは日本語の…

滞在210日目:挑戦的新学期①「ひらがなを教える」

喜ばしいことに、新学期早々に先生方からご依頼を立て続けに頂きました。再三書いています通り、パートナーズの使命として一番大きいものは、学生たちにとって身近な日本人として生活して、彼らと友達になることだろうと思っているのですが、それにしても何…

滞在205日目:参拝と新年の抱負

新学期でクラスの編成は変わりましたが、驚くべきことに(あるいはさるべくして)先生ごとのクラスの雰囲気はみじんも変わっていないように見受けられます。盛り上げるのがうまい先生はどこでも健在ですし、大人しい感じの先生ならばどうあれ大人しいクラス…

滞在203日目:カガヤンひとり旅⑤「タクシー珍道中」

帰りは朝11時のフライトでした。それなりの時間におき、CDOパートナーの指示に従ってタクシーに乗ります。 活動という活動はないのですが、帰り道でちょっとしたアクシデントがありましたので書き留めておきます。

滞在202日目:カガヤンひとり旅④「去り際もおいしく」

早くもCDOでの休暇(?)は最終日となり、この日はCDOのパートナーズが教えている専門学校にお邪魔することにしました。 「教えている」なんて軽く書きましたが、実はけっこうすごいことで、これはなんと彼女が自分で見つけた活動場所なのです。元来CDOで「…

滞在201日目:カガヤンひとり旅③「縁をたどる」

安さを追求した結果として簡易的な部屋の滞在となりましたが、テレビがあるのはやっぱりにぎやかでよいですね*1。少し前までならwifiなしの生活など考えられませんでしたけれど、最近は早寝(21時!)を心掛けているのでそこまで欲しないようになりました。 贔…

滞在200日目:カガヤンひとり旅②「果物を包んでは野菜に舌を喜ばす」

お手伝いすることになった大学のクラスは午後からでしたので、CDOのパートナーズとタイ料理のレストランで昼食をとり、少し準備をしてから授業に臨みました。準備と言いますのは、この日の学生にはふろしきを持っていない人がいる可能性もありましたので、間…

滞在199日目:カガヤンひとり旅①「早速のリゾート気分」

フィリピンの日本語パートナーズは、大きく分けて4つの地域に派遣されています。僕を含む4名がマニラ首都圏、2名がルソン島北部パンガシナン、2名がセブ島で、残る2名がミンダナオ島です。僕としましては、せっかく9ヶ月もあるのだから各地域を周遊したいも…

滞在196日目:学期と新生活の開幕

ようやっと新学期が始まりました。 改めて考えてみますと、ここに派遣されて最初の1ヶ月は休み期間でしたし、この冬休みについても1ヶ月強何もしていません。厳密には学会に参加したりとか他の学校に行ったりとかしましたが、本務校での活動がないというのも…

滞在189日目:文字の導入など

なんにしてもUPの授業は始まっていないので、これを好機と他の学校へ遊びに行くことにしました。今日は、以前ふろしきの出張レッスンを行った高校*1で書道の体験をするということでしたので、微力ながらお手伝いに行くことにしました。 *1:参照滞在132日目:…

滞在186日目:フィリピン映画を楽しむ

あくまで一般論でしょうが、フィリピン人はラブロマンスの映画を好むというのを聞いたことがあります。日本人からすると、下手したらベタすぎてみていられないような映画ということなのかもしれませんが、これまでに機会がなくて観てきませんでした。 で、こ…

滞在185日目:福笑いに年賀状に

年も明けまして、ようよう学校も始まりだしています。ベトナムなど旧正月を採用している国では「年明け」はさして大きなイベントではないそうですし、フィリピンにおきましてもクリスマスほど騒ぎになっているわけでもありません。日本人として驚くべきこと…

洗濯事情について②

ずいぶん前に、僕が洗濯ものをどうしているかという話を書きましたが、5ヶ月ばかり利用するなかで少しばかり書き足しておきたいと思うところもありましたので、新たに記事を立てておきます。

滞在180日目:華々しい年明け

年明けです。 とかくフィリピンにいて一番妙な感じがするのは、気候がほとんど変わらないということです。気温は一年中夏ですし、強いて言えば雨の多寡は体感していますが、年間を通じてクーラーを焚いていますので、体が疑問符を浮かべる有様です。クリスマ…

滞在179日目:年末のマニラ観光②「戦争の爪痕を見る」

朝の集合は7時。今日はマニラ湾からフェリーに乗り、かつてアメリカ軍および日本軍が基地を構えたことで知られるコレヒドール島へ、パートナーズ4名でお勉強に行きました。事前にきちんと予習しておこうと思いながら、気力と資料との不足によって無知なまま…

滞在178日目:年末のマニラ観光①「復習もかねて」

年末をどう過ごすか、というのは日本人にとってけっこう大きな問題だろうと思います。けれどもすでに書きましたように、フィリピンでは暮れと正月よりもクリスマスの方がより大きなイベントですので、たとえば大きなパーティがあったりするということはない…

滞在173日目:My Joyful Christmas

クリスマスパーティを逃した僕は、ようよう体力も回復しつつありましたので、近くのモールにパンケーキでも食べに行くことにしました。これまでの短い人生を振り返っても、家族でというのを除いて賑やかなクリスマスを過ごしたことはありません*1から、そう…

滞在168日目~170日目:旅の余韻

旅終わりの熱は、翌日には下がり始めていたようです。この朝の段階で計ってみますと38度ちょいくらいでした。とはいえ体調不良には違いないわけで、あえなくクリスマスパーティは欠席することとなりました。改めて考えてみますと、ここフィリピンでの一大イ…

滞在167日目:ドラクエ的ボホール観光③「旅の限界」

夜はぐっすりでした。疲れている限りにおいてたいてい寝付きはいい方なのですが、ふだんはやっぱりPCとかスマホとかによって睡眠時間が削られているのでしょう。 ところが、しっかり睡眠に落ちてはいながら、安らかな眠りとは言えませんでした。猛烈な体の火…

滞在166日目:ドラクエ的ボホール観光②「われは陸の子」

さて、ボホールも2日目。素敵なホテルでの目覚めとは言え、朝6時出発というのはなかなかにきついものがあります。ところで今回の旅程について、僕は一切ノータッチでくっついてきました。ここまで記事にしました「観光シリーズ」はどれも僕が自主的に行った…

滞在165日目:ドラクエ的ボホール観光①「念願の自然を観る」

セブでの学会が終わりまして、今度は近くにあるボホールという島に連れて行っていただくことになりました。ここからは本当に純粋な観光ですので、目いっぱい楽しむのが目標といえましょう。 ただ朝は早め。5時にホテルを出て、8時のフェリーに乗りました。超…

滞在164日目:カルガモ的セブ観光③「日本の姿」

さて学会も2日目。この日の発表にはもう、純粋な日本語学とか日本語教育とかの発表はなく、どちらかというと日本研究とか日本でどんな研究がなされているかという報告が主となっていました。 諸事情あって最後まで入られなかったのですが、難しくも興味深い…

滞在163日目:カルガモ的セブ観光②「研究の士気」

学会の初日は大寝坊から始まりました。7:15に集合してみんなで行く予定が、起きたらその時間だったのです。ひとまず先生には先に行っていただき、後から追いかけました。開会は8時なのでギリギリという感じです。 まず受付をしますと、パンフレットを頂きま…

滞在162日目:カルガモ的セブ観光①「飛行機嫌いを再認する」

フィリピンの中でも一大観光地であろうセブに来ました。と言いますのも厳密には観光目的というのではなくて、15-16日とASEAN and Japanese Studiesという学会が開催されるのです。前にも韓国系の学会には参加させていただきましたが、その時はさすがに話題が…

滞在157日目:唐突なレッスンとなぞなぞ

授業も文化紹介もないので、もはやオフィスに来る意味もないわけですが、かといって自宅でうだうだしているだけというのも味気ないので、なるべく足を運ぶようにはしています。快適なネット環境があるとか、おいしい食事を頂けるとか、具体的な理由もあるに…

ここまでブログを書いてきて

気が付けばこのブログで発信した記事の数も100を超えたようです。「発信」といいましても、僕が個人的に書きたいことを書いた文章を、もののついでに公開しているといった在りようですから、どれだけ見る人の役に立っているのかは知る由もありません(正直な…

滞在154日目:口頭試験について

もういい加減ほとんどのクラスがテスト期間に突入しまして、そうなると僕の出番は格段に少なくなるのが必然であります。中間試験のときには、先生の不在などによって試験監督を任されたりもしましたが、今回はそんなこともなく、殊筆記試験においては全くの…

滞在152日目:JLPT

日本語能力試験は年に2度開催されています。日本だけでなく、世界各地で受験することができるうえ、やはり日本に来るときにはマストな資格ですので年々受験者は増加しているようです。フィリピンについてはなぜか今回が過去最高の受験者を記録していて、6900…

滞在150日目:国際的な意識を持つ

昨日終了したフィリピノ語のクラスですが、クラスメイトにはいろいろな国籍の学生がいました。一番多いのは日本でして、韓国、ベトナム、インドネシア、ドイツ、ニュージーランド、アメリカとてんでばらばらです。僕は学生ではありませんから、ちょっと距離…

滞在149日目:心身をすり減らす②「知識と自覚の不足」

朝っぱらから踊ったおかげで脚はパンパンですし、何よりそれを早起きの上行ったのだからグロッキーです。もう授業もほとんどありませんでしたのでオフィスで休ませていただきましたが、そうダラダラもしていられず、夕方にはフィリピノ語のオーラルテストが…

滞在149日目:心身をすり減らす①「忘年会的な」

12月になりまして、UPでの学期も終わりを迎えようとしています。それに際して期末のオーラルテストやらを手伝うこともあるわけですが、今日のある授業ではFinal Presentationと題した発表会が催されまして、僕たち日本人も何か出し物をと言われていました。…

滞在143日目:日本語クエスチョン⑤

授業といいますか、やはり先生によってスタイルが違いますので、僕こと日本語パートナーがアシストできる(すべき)割合もまたそれぞれに異なってきます。 ある授業では、僕にもプレゼンの機会をくださっていまして(諸々の事情でほとんど活かせませんでした…

滞在141日目:日本語クエスチョン④

UPで見学しているクラスは10くらいありますが、習得レベルでいいますと5種しかありません。つまり、単純計算では2つくらいずつのクラスが同じレベルの授業を同時に進行していることになります。そうなってきますと、学生からよく質問される項目については、…

滞在140日目:期末試験に悶える

漸くというか到々というか、フィリピノ語の授業も終わり、最終テストとなりました。文法など、言語として僕が知ったことは後々まとめるとして、今回のはこれまでで最も苦戦を強いられる結果となりました。

滞在139日目:高校の授業を目の当たりにする

UPでの活動は基本的に週4日です。授業としては割合詰まっているほうだと思いますが、日曜日は休みで土曜日と月曜日についても行かなくてよいというのは、精神的にかなりありがたいものです。とはいっても、うちにいたってすることはありませんし、ひとりでど…

滞在136日目:群衆を前に②「ヒトラーは英雄か」

書道には近くの高校からパートナーがお手伝いに来てくれていました。せっかくだからということで、書道が終わった後のクラスで「おしゃべりサロン」と同様の発表をお願いしました。彼女の趣味が全開に生かされて、前回よりも嵐の要素が強く、僕にとっては更…

滞在136日目:群衆を前に①「書道体験会」

学生たちの要望としては「日本の食べ物」の発表を望む声が多いとは知りつつも、準備とか時期とかの関係からちょっと先送り*1としまして、今回は毛筆を使った「書道」のワークショップを実施することとしました。なんでこれにしたかというと、先生から「墨絵…

滞在132日目:出張ふろしきレッスン

マニラ首都圏と呼ばれる、いわばフィリピンの中の「都会」*1にはパートナーズが4名派遣されています。僕を含めたこの4人はそういうわけで近くに住んでいますので、2週に1度くらいはなんとなく顔を合わせるのが慣習みたいな感じです。もちろんセブやダバオと…

滞在129日目:怠けた脚を酷使する②「嵐に巻き込まれる」

すでに脚がうめき声をあげる中、一行はJFM恒例のイベント「おしゃべりサロン*1」へ向かいました。 いままでこれについての記事を書いた覚えがないのですが、実は隔月で催されています。趣旨としては日本に興味を持っている人向けに日本文化を紹介するという…