滞在26日目:フライパンが来た
週末と言えばモールが当たり前になりつつあります。哀しくなるので計算したくはありませんが、滞在を9ヶ月としたときに、「週末」は4回/月×9ヶ月なので36回しか訪れてくれないことになります。ほんとうはもっといろんなところに行ったり、いろんな人と遊ぶべきなのでしょうが、いかんせん僕は「まだ始まっていない」身分ですので、なかなかそうもゆかず。生活基盤ですらようやく整ったか整わないかくらいなものなのですから。
今日はマニラ首都圏のメンバーで集まり、Ortigas周辺のモールへ。
なにやら台風が近づいているらしく、僕が着いた直後に雨と風が吹き荒れ出しました。こういうときに何を参考にしたらよいかというと、「PAGASA」なる気象庁の情報です。TwitterもFBのページもありますが、僕はスマホにアプリを入れて参照しています。
ただあんまり細かい予測はたっておらず、殊台風のときは情報を流す気すらないみたいです。というのも、台風だと学校は休みになるというのが定石ですので、何時に雨が降って何時にやむとか、そういう細かな情報はそもそも重要ではないのだと思われます。
天気図*1だってあてになりません。あきらかにマニラ首都圏に雲がかかっているのに、朝方は一滴の雨も降っていませんでした。特有の気候ととらえるべきなのでしょうね。
無事モールで落ち合って、昼ごはんはPancake Houseへ。日本にも同名のチェーン店がありますが、たぶん別物です。フィリピンにおいてはちょっとお高めですが、料理もおいしいし、なにより看板商品のパンケーキが美味。
バナナキャラメルのと、ベーコン入りワッフルを注文。(3人で分けましたよ。心配はご無用)バナナのは別添えでバナナシロップもついてきて、なんだか味わったことのない不思議な風味でおいしいです。で、僕がもっと好きだったのはワッフルで、ちょっとクリスピーなベーコンと甘いワッフル(メイプルソース)とが絶妙でした。また食べたいと思う一方で、別のメニューも試したいのだから難しいところです。
今日の大きな目当てのひとつは、フライパンを入手することでした。僕の部屋には小さな電気コンロとヤカンがあるきりで、料理をするようには環境が整っていません。僕としては9ヶ月ずっと外で買い続けてもよいのですが、これだけ一人暮らしをしていて料理のひとつもしないのはいかがなものかと、購入に踏み切った次第です。
で、おそらく一番安く手に入る「ダイソー」に行きました。値段は基本的に88ペソ。日本のより5割くらい高い計算ですが、百均とはいえいまやかなりクオリティの高い商品が揃っていますし、なにより「日本で売っている=日本人の発想による商品」を扱っているのが助かります。割りばしや日本のコマなんかもありますし、キャラ弁につかう「のりパンチ」まで売っているのは感心するほかありません。いよいよ日本から買ってくるものなんてないような気がしています。
で、お目当てのフライパンとフライ返しとを買ってきました。
フライパンはちょっといい値段で、188ペソでしたが、まあ正直使えれば何でもよいので。それにこの値段ならすぐ壊れても諦めがつきます。
晩御飯、家に残りのご飯だけあったので、コンビーフと卵を買って帰り、さっそく調理してみることにしました。
が、コンビーフ1缶(150g)に対して卵があまりに小さく、ほとんどコンビーフに火を通しただけになってしまいました……。そもそもあまりコンビーフがおいしくなかった(好きじゃないだけかも)こともあって、初っ端からモチベーションは低くなっています。
塩とこしょうくらい買っておいて、当たり障りのない野菜炒めを作る方針で行こうかな……。
ところで、僕の部屋にはお皿もないので、しかたなくコーヒーセットのソーサーで間に合わせています。しかし文明人としてそれはちょっとどうかという気もするので、そのうち買っておくつもりです。