日本語パートナーズ記@マニラ

日本語パートナーズ フィリピン3期として9カ月間の活動を経験。大学では国語学を専門にやっていましたが、キャリア的には背水の陣。

横浜をぶらり

 「毎日更新します」みたいなことをぬかしておいてなんたる体たらく!

 と、お思いの方もあるかもしれませんが、実はここ2日ばかり体調を崩して寝込んでおりました。原因にまったく心当たりがないのですが、木曜の午後にお腹を下して、翌金曜の朝には38℃の熱を出していました。いちおう病院で薬は頂きましたが、昨日中はさすがに動けず、またほとんど何も食べられませんでした。まだ日本なのにこんな調子では、フィリピンで大丈夫なのでしょうか。

 ともあれ今日はどうにか動けるようになりましたので、横浜へ行ってきました。といって何の気なしのお出かけではなく、タイから来た友人と会う約束をしていたのです。彼女は英語話者*1ですので、英語を練習する格好の機会ともなりました。

 

 

 残念なことに僕はあまり横浜に明るくないので、割合ぶらぶらするだけという感じになってしまいましたが、再開して近況を話すことができただけでもうれしかったです。

 思い出を書いても始まらないので、パートナーズに関わってきそうな話題をいくつか。

 

 まずは昼食の話ですが、「こめらく」なるお茶漬け屋さんに行きました。魚介をベースとして、さまざまな種類のお茶漬けを取り揃えているお店です。

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「なんでもいいけどできれば日本食がいい」という彼女の要望に沿ってのチョイスでしたが、困ったことに「お茶漬け」がうまく説明できない。「米にスープをかけたの」という程度の説明ならできますが、たとえば「だし汁(=ここでいうスープ)」についてとか、「最初はどんぶりとして食べて、あとから別の椀によそってお茶漬けとして食べる」という複雑なプロセスをとか、うまく言葉に出来ませんでした。幸いにして彼女は日本についてよく知っていたので「だし」はそのまま通じましたし、工程の説明は僕がしどろもどろの英語を交えて実際にやって見せることでなんとかなりましたが、ちょっと情けなくもありますね。また勉強すべき点が見えたのは収穫ですが。

 

 次に行ったのは「カップヌードルミュージアム」です。日清の歴代商品の展示やオリジナルヌードル製作体験を通じて安藤百福の偉業をたたえるミュージアムです。いまや下手をするとカップ麺が日本の発明だということも忘れられているかもしれませんが、現代という時代を構成する重要な要素であろうと思います。今回は残念なことに製作の体験はできませんでしたが、それでもカップヌードルの成り立ち、発明の精神など、勉強なる部分は大きかったです。

 それはそれとして、個人的に面白いなと思ったのは売店で手に入れた小さなお土産たち。

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まずは消しゴム。袋入り麺とカップ麺バージョンがあります。形からしてすでにキュートですが、どうやら芸も細かいようです。「チキンラーメン」の方はちゃんと卵をうけとめるポケットがついているみたいですし、「カップヌードル」は蓋を開けると中から麺が出てくるとのことです。もったいなくてまだ開けていませんが、先日の「おもしろ消しゴム」と同様の商品といえます。いちおう現地であげる用と自分用に2個買ってみました。お土産にしては、1個100円というのは良心的かも。

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 お次はクリアファイルです。ただのカップヌードル柄かと思いきやさにあらず。なかに白紙が挟まっていて、それを抜くとカップの中身が見えるという小憎い仕掛け付きなのです。これはさすがに向こうでのウケは期待できませんが、アイテムとしては非常にうれしいです。(写真は紙を半分抜いてあります)

 

 とまあ、病み上がりとはいえ楽しい休日でした。けっこういろんな国に友人はいますが、また会えたらいいなぁと心から思う日々です。

*1:実際に行くまでタイでは英語が通じると思っていたのですが、レストランとかではちっとも通じませんでした。下手をしたら日本の方が通じるかも、というくらい意思の疎通が図れない場面もままありました。彼女の場合、かなり高いレベルの教育を受けているらしいので、こちらとしてはかなり助かっています。