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日本語パートナーズ記@マニラ

日本語パートナーズ フィリピン3期として9カ月間派遣予定。大学では国語学を専門にやっていましたが、キャリア的には背水の陣。

chihariroは何者か

 日本語パートナーズは、国際交流基金という独立行政法人が日本人を東南アジア諸国に派遣し、日本語のアシスタントとしてボランティア活動を推進することにより国際交流をはかろうとする事業です。

 この派遣は、僕が知る限りだと、短いもので6ヶ月、長いものが10ヶ月という具合で、どちらにしても比較的長い期間を通して海外の活動に取り組むことができます。

 国際交流基金から支援をいただきながら活動できますので、非常に素晴らしい事業だと思います。

 ただ、その長さがゆえに、例えば在学中の学生だとか社会人として働いている人などは、休暇の融通が難しく参加しづらいという側面もあるでしょう。

 そんな中、9ヶ月もの長きにわたって海外渡航するchihariroはどんな身分なのか、という話を一応はじめにしておきたいと思います。ちょっと自慢っぽくなるかもしれませんが、他意はありませんので、ご興味ありましたらどうぞお読みください。

 

 実のところ、僕は2016年の3月いっぱいで大学を卒業する学生なのです。

 ですので非常に簡単に言うと、大学卒業後の進路として「日本語パートナーズ」をひとまずやってみることにした、という感じです。

 このプログラム、というか、日本語教育にどうして興味を持ったか、という話をするとずいぶんと長くなるのですが、簡単に言うとこの道が僕のいくつか抱く興味の交点だったということになります。

 僕は中学時代に10日間の海外研修プログラムに参加して、海外留学することに興味を持ち始めました。もともと教科として英語が好きだったこと(あるいは得意だったこと)も幸いして、大学に入ったらぜひとも海外へ渡ってみたいという思いが強くありました。

 一方で、大学入試をむかえるにあたって当然自分の専攻を選ばなくてはならないわけですが、そこで僕は英語ではなく「国文学」を選びました。4年間ぶっとおしで同じことを研究し続ける*1ということを考えたときに、年間300冊(当時)もの本を買いあさる*2僕にとって、一番楽しいのはやはり日本文学だろうと、選択したのです。

 とはいえ、留学はしてみたい。でも国文の分際で留学なんて、生意気だし周りに公言できるだけの理由がない。共通科目にすぎない英語を勉強して、なんの役に立つのか。そう考えながら1年間真面目に勉強し続けました。

 その矢先、学内で「ロンドンで日本語教育を学び、世界で日本語を教える」というポスターを見つけました。僕にとってはまさに僥倖、願ってもないチャンスの到来でした。

 プログラムについて詳しいことはひとまず省きますが、ロンドンで日本語教育法を勉強し、フィリピンで教育実習を行った僕は、言語としての日本語に興味を持ち、学部4年次には文学ではなく国語学をゼミとして選ぶことになります。

 ロンドン、フィリピン、ともに1ヶ月間の滞在(むろん長期休暇中)でしたが、その後ハワイやバンコクにはそれぞれ別のプログラム*3を利用して渡航し、また日本語を教える過程で出会った友人を訪ねてバンクーバーでホームステイしたりと、大学生活を通じて広く活動することで、自分の興味の幅を広げてきました。

 

 そんなこんなで日本語パートナーズに参加してみようと思ったわけですが、こうした経緯をたどってみると、このパートナーズは僕にとって大学で学んだことの集大成になるような気がしています。

 もちろん今後も日本語、あるいは日本語を教える活動には関わっていくつもりではありますが、ここで一応の区切りがつくのではないかと思っています。

 

 という、まあそんな男です。

 より細かい話は思い立ったらしていきたいです。

 なお、公的な事業のため僕に関する情報は調べればすぐバレてしまうので、あまり隠す気はありませんが、このご時世ですので一応ブログではchihariroを名乗っておきます。

*1:のちにそこまで真剣な学生はあまり多くないことを知りました。けれども、大学は4年間自専攻だけをひたすら学ぶことを前提にすべき、という考えは変わりません。

*2:今でも本は大量に買う習慣がありますが、そのほとんどを読んでおらず、従って国文学の主要作品ともいえるものについても未経験なものが大半です。お恥ずかしい限りと、今頃必死に読み進めています。

*3:ハワイは1ヶ月でバンコクは5日間。前者ではmulticulturalismを学び、後者では第二言語習得のポスター発表をしました