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日本語パートナーズ記@マニラ

日本語パートナーズ フィリピン3期として9カ月間派遣予定。大学では国語学を専門にやっていましたが、キャリア的には背水の陣。

滞在199日目:カガヤンひとり旅①「早速のリゾート気分」

IN THE PHILIPPINES フィリピン事情

 フィリピンの日本語パートナーズは、大きく分けて4つの地域に派遣されています。僕を含む4名がマニラ首都圏、2名がルソン島北部パンガシナン、2名がセブ島で、残る2名がミンダナオ島です。僕としましては、せっかく9ヶ月もあるのだから各地域を周遊したいものだと思っていましたが、案外予定が点在しているのと極端に乗り物に弱いのとで、これまで大きな移動はしてきませんでした。

 で、このたび遂に決心とタイミングとをどうにか合わせることに成功しましたので、ミンダナオはカガヤン・デ・オロへ行ってきました。

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 カガヤン・デ・オロ(以下CDO)は、正直言ってあまり有名な都市ではないと思います。町としてそこまで小さいわけではありませんが、同じミンダナオ島でもダバオのように観光向けに売り出すものが豊富にあるというわけでもなさそうです*1

 それでもそこに行こうとしたのにはいくつか理由がありますが、ひとつ挙げられるのはCDOのパートナー受け入れ先が高校ではなく大学であったということです。つまりパートナーズとしては、僕の派遣されているUP以外にCDOしか大学がなかったため、よその大学の雰囲気も見ておきたいという考えが頭にあったのです。

 

 移動はシンプルにセブパシフィック。考えてみると、自分で飛行機を予約してひとりで旅するというのは、フィリピンでは初めてのことです。他のパートナーズは割とやっているようなので、ある種イニシエーション的なものを感じます。

 ホームページの分かりにくさに苛立ちを覚えながらも、なんとか事前にチェックインを済ませ、当日はかなり早い時間に空港に入ることができました。

 飛行機が苦手なことについて今さら長々とは語りませんが、相変わらず「飛行機は落ちるものと知るべし」という信念をもって、震えながら1時間半ほどのフライトを耐え忍びました。隣のおばちゃんがこちらをチラチラ気にしていたところを見ると、よほど挙動が怪しかったのでしょう。

 

 有名な都市でないのはともかくとして、怠惰なことにリサーチを全くしていなかったので、CDOについての印象は、当該パートナーの「都会だよ!」という証言にのみ依っていました。これまでに見てきたのはマニラ周辺とセブくらいのものですから、そんな感じだろうかと思って着陸しましたら、空港の周りは見渡す限り鬱蒼とした緑。まるで「ギリガンくん*2」が遭難しているような、だだっ広い原生林と見えました。

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 正確には空港のあるのはCDOではなく、車で1時間ほど行く間に少しずつ「都会」の様相を呈するようになってきましたが、それでもあの自然は衝撃的でした。マニラにいては見られない貴重な光景だと思います。

 

 早速CDOのパートナーと落ち合い、まずは大学の先生にご挨拶。フィリピンに来て最初の研修でお会いしていました*3が、おおよそ半年ぶりの僕を覚えて下さっていたのは幸いでした。やはり髪型の変化には驚いていらっしゃいましたけどね。

 

 この日はすることがあるでもなく、パートナーにCDOの中を案内していただきました。UPとは比べるべくもありませんが、大学としては普通の大きさでしょうし、学生の雰囲気が全然違うというのはおもしろかったです。やたらと警備員がたむろしているなぁと思ったら、制服とのこと。彼らは海上保安のような学部の学生で、ほかにも看護学部もあったりしてそれぞれに制服があるそうです。

 ところで、CDOは頻繁に洪水が起きるらしく、この週の月曜日にも大規模な災害で死者が出ていたと報じられました。まだ日も浅いため学内にもその痕跡が見られ、ここにきて自然の脅威を見せつけられた心地です。大学のある区域はまだましな方ということですが、人によっては帰ることができず、学校に泊まったとかいうことでした。

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(よくみると車が泥で汚れているのがわかります)

 

 学校を一通り見たところで5時くらいでしたので、ちょっと早めの晩御飯を頂くことになりました。よく考えれば、朝10時にCinnabonを食べてから何も口にしていないのでした。このところあまり食べなくても平気な日々が続いていましたが、旅行となればおいしいものを食べたいですし、まして早寝早起きが続いて体調も万全なのでした。

 パートナーに連れて行っていただいたのは、前にJFMからのスタッフが視察に訪れた際にも案内したというフィリピン料理のお店でした。「お腹いっぱいなのにとまらない!」とおっしゃっていたという話ですので、さぞかしおいしいのだろうとオススメをいくつかご注文頂きました。

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 やはり島ですのでシーフードもおいしいのですが、野の幸といいますか野菜や果物の類もなかなかのものでした。特にPinakbet(カボチャに入っているもの)は推しが強く、食べてみますとなるほど絶品でした。何が違うのかは分かりませんが、要するに野菜がおいしいのだと思います。

 

 ホテルは大学の目の前にとれましたので、翌日の授業でもアクセスは楽です。

 4泊すると伝えておいたのに、チェックインの際「1泊のご予定でよろしいですか?」と聞かれたのには参りましたが、どうやらこのホテルはかなり簡易的なものらしく、毎朝延泊する分だけを払うシステムらしいです。冷蔵庫がないのにちょっと困ったり、シャワーの温水が止まることもあったりしましたが、まあ値段の割にはよいかなという感じです。

 テレビをつけると、この日は『けいおん!!』と『Re:ゼロ』をやっていました。

*1:周りの先生に観光資源を聞いてみましたら、White water raftingというのが有名とのことでした。何かと思えば要するに急流下り。どう考えても無事ではすみそうにありませんので、このたびは却下ということにしました。

*2:ドラマを初めてみたのはどこでだったか記憶にありませんが、恐らくハワイではないかと思います。遭難ものとして楽しめるのはそうですが、ああした雰囲気の白黒作品は大変好みなのです。実はほとんど機会がなくて見られていないのですが。

*3:滞在4日目:再会で始まりを知る