読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日本語パートナーズ記@マニラ

日本語パートナーズ フィリピン3期として9カ月間派遣予定。大学では国語学を専門にやっていましたが、キャリア的には背水の陣。

滞在168日目~170日目:旅の余韻

 旅終わりの熱は、翌日には下がり始めていたようです。この朝の段階で計ってみますと38度ちょいくらいでした。とはいえ体調不良には違いないわけで、あえなくクリスマスパーティは欠席することとなりました。改めて考えてみますと、ここフィリピンでの一大イベントといえばやっぱりクリスマスですから、その機を逃したとあっては正直言ってフィリピン滞在における魅力の大部分を失ったことをも意味するかもしれません。いつもながらなんと間の悪いことか。

 とかなんとか思いながらも、ベッドから立ち上がることすらままならないので、この日もダラダラと過ごすほかありませんでした。

 

 実のところ、僕はすでに昨日から継続して全く何も食べていない状態にあったのです。すでに書きましたように、昨日の朝は頭痛によって朝ごはんを抜き、帰ったのは昼過ぎでそこからずっと寝込んでいましたので、今日の朝の時点で24時間は食事をしていないことになります。これはけっこうやばい。

 と思いつつも、全く食事をする気が起きません。みなさんも経験がおありでしょうが、空腹がある一定のラインを超えますと、「食べたい」という胃からの信号が来なくなります。加えて頭痛や寒気でふらふらの状態にあっては、頭でも食べたいとは思わなくなっていました。

 

 さすがに水分ばかりは摂らないと命にかかわりますので、こんなこともあろうかと常備していた「ポカリスエット」の粉末を溶いて経口補水液*1を作りました。これがなければちょっと危なかったかもしれません。

 ただ、ここでお腹を下すのは想定内でしたが、どうにも吐き気が継続するのには閉口しました。水(ポカリ)しか摂取していないのに、なぜだか胃の中のものを吐き出そうとしてしまうのです。とはいってもどうすることもできませんから、愚直に水分を摂っては排出し、を繰り返して日が暮れてゆきました。

 

 途中、パーティが終わってからか、学科の友人が食べ物を届けてくれました。ちょっと普通の食事はできませんので明日に回すとして、差し入れはありがたかったです。僕の家にある食べ物と言えばインスタント麺くらいしかありませんが、そんなものが病床に向くとは思えませんしね。

 

 で、どうして無理してでも病院へ行かなかったのかという話ですが、ひとつには単純に熱が下がりつつあったためです。明らかに昨日よりは動けるようになりつつありましたし、なにより今回は下手に薬を飲んでいないので、一時的な回復とも考えられませんでした。

 第二には、もちろん病院嫌いということがあります。前回の記事をお読みいただければわかりましょうが、僕の血管は点滴に不向きにできているようで、今度行ったとしても無益に針を刺されるであろうことが分かっていたのです。確かに、それを加味しても点滴や精密検査を受けられるメリットは大きいわけですが、ともかく治りつつあったわけですし、こちらの病院の看護婦は情け容赦なくタガログ語で話しかけてきますので、余計なストレスを受けたくなかったというのもあります。

 

 そうこうして一日をベッドで過ごし、翌日にはようやく食事ができるようになりました。さらにその次の日には買い物に出かけられるほどに回復し(体力の衰えは著しかったわけですけど)、パーティに後ろ髪をひかれつつも、普段通りの日常を取り戻してゆきました。

*1:以前病院からもらった医療用のORS粉末も大量に残っていましたが、海水のような味で好きじゃないのでやめておきました。