滞在140日目:期末試験に悶える
漸くというか到々というか、フィリピノ語の授業も終わり、最終テストとなりました。文法など、言語として僕が知ったことは後々まとめるとして、今回のはこれまでで最も苦戦を強いられる結果となりました。
といって、これまでに習った全範囲の出題ではなく、前回のテスト範囲の後からしか扱いませんので、単元の量としては大して変わりません。今回は以下のような内容が問われました。
・MayとMayroon(あります、もっています)
・体の部位とその形容
・方向(前、横、中など)
・基本的な動詞とImperfective Form
・助動詞(許可、禁止、義務)
課としては多くありませんし、文の構造としてはまだ簡単ですが、それぞれがかなり重くなってきました。ただ覚えるものが「体の部位」「位置の言い方」「動詞」「助動詞」と多岐にわたっているのでややこしいです。
あまりコツコツと勉強するのが性に合っていないといいますか、どうにも「毎日少しずつ」式のやり方ができないので、佳境に来て詰め込んではみましたが、さすがに間に合いませんでした*1。
活用については自信がありますが、思いのほか動詞の数を要求されて困りました。例えば以下のような問題。
Kailangan________________.
Pwede____________________.
Gusto_____________________.
それぞれ”must”、”can(許可)”、”like”を表すModalですが、続く文脈の自由度があまりに高く、それぞれうまく文章を考える必要がありました。これと反対の”Huwag(must not)”は特にシチュエーションを明確に示さなくては文が成立しませんから、限られた語彙のなかでは限界が近すぎるわけです。この大問は10題ありましたので、バリエーションが作れず、テスト中大変悔しかったです。
ここまで2回実施されたテストではほとんど満点ですので、総合9割を目標とするならば、最低でも8割5分は欲しいところです。ところがちょっと今回は厳しそうなので、己の不勉強を呪うほかありません。
2回空いて、来週の木曜には口頭試験もあります。こちらは既習の全範囲ですので、しっかり復習しなくてはいけません。もちろん筆記試験よりはやさしい文の出題でしょうが、とはいっても油断は禁物です。
これだけ勉強して、最初級の日本語クラスのレベルに届くか届かないかという程度の知識しかありませんから、学生たちの苦労がしのばれます。
*1:これは中学時代からずっとそうです。例えばテスト期間があっても継続してテスト勉強をすることはせず、せいぜい提出が求められたドリルをこなす程度のものでした。そんなに不出来な生徒でもなかったので数学や英語はいい点を取っていましたが、どうしても覚えることの多い社会科は不得手でした(というか高得点をとるべくもない)。