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日本語パートナーズ記@マニラ

日本語パートナーズ フィリピン3期として9カ月間派遣予定。大学では国語学を専門にやっていましたが、キャリア的には背水の陣。

滞在75日目:素手での食事などを初体験

IN THE PHILIPPINES フィリピン事情

 UPに来てからというもの、年齢国籍問わずたくさんの人と関わる機会を頂いています。3年前にはお会いしていなかった先生、学生のみなさん、UPに留学している日本人の大学生などなど。卑近な例を挙げますと、このパートナーズを始めてからFBの「友達」は100人以上増えたようです*1

 ところでUPには「学生」だけでなく、社会人を対象とした日本語のクラスもあります。集中講義のような形で夕方~夜にかけて行われる授業ですが、今日は以前面接試験で関わらせていただいたクラス(参照滞在30日目:ようやくの仕事始め)からパーティのお誘いを頂いたので参加することにしました。

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 車で2時間ばかりゆられ、たどり着いたのはマニラ首都圏でもどうやら郊外の一角でした。学習者の別荘ということですが、庭には大きな池だか沼だかが広がっていて、なんとものどかで素敵な場所です。「もともとSwampだったんだけど、それを整備してこういう形にしたんだ」ということで、Public Riverまで流れていました。

 パーティの趣旨としては、近く日本に行ってしまう先生の送別が大きな目的でして、「いろんなアクティビティがあるから、着替えのシャツを持ってきた方がいいかも」と言われていました。

 

 まずご主人からご提案頂いたのは「Target Practice」でした。個人の邸宅で射撃ができるのか、と思ったらエアガンなのでした。実は色々海外に行ってはいますが実弾射撃はおろか、レプリカの射撃すらやったことがありません。抱えてみますとモデルガンでもけっこう重いのですね。

 次に渡されたのは簡易的な釣り竿でした。よくしなる竿には釣り糸と針だけがぶら下がっています。釣りもまともにやったことがないので勝手がつかめず、針にくっつけた小麦粉は次から次へと魚に奪われてしまい、さながら餌付けをしている気分となりました。

 池にはボートも浮かんでいて*2、僕が射撃や釣りに興じているあいだ、他の人たちはちょっとしたアドベンチャーを楽しむことができていたようです。

 

 そうこうしているうちに、昼ごはんの時間となりました。お手伝いさんが庭先に生えているバナナの葉を切ってテーブルに敷き、その上にご飯やBBQ、カニに魚にと料理を並べていきます。これはいわゆるフィリピンの伝統的な食べ方ということで、葉っぱに並べられた料理を素手で食べていくということでした。

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 素手で食べるのも初体験。居合わせた日本語ペラペラのフィリピン人の友達にやり方を聞きます。曰く、盛られた山からご飯を自分のところに持ってきて、次におかずを米の上に乗せ、ぐっと握って一口に食べるとのこと。簡単に言うと、手元で寿司をつくって食べるという感じですね。僕はてっきりフィリピンでも右手だけ使うものと思っていたのですが、両手を使ってよいみたいでした*3

 最初は手がベタつくこと、あるいは手で触ったものを直接口に運ぶことに若干の抵抗を感じましたが、慣れれば別にどうということはなく、寧ろ肉をちぎったり骨を除いたりがしやすくなるので快適さもあるくらいでした。何事もやってみなければということですね。

 

 デザートもいただき、ゲームの時間がやってきました。

 最初に体験したのはRice Planting Gameというもの。床に1列に並んだビンに、稲に見立てたフォークを順番に指していき、最後まで「植え」終わったら今度はそれを回収(収穫)しながら戻ってくるというシンプルなルールです。2チームに分かれてやりましたが、思いのほか盛り上がりますね。特にPlanting、差し込む動作は人によってはけっこう難しいらしく、単純な動作でありながらチーム間の差は以外にも大きく開きました。

 次のゲーム、名前は聞きそびれましたが、口にくわえたスプーンにカラマンシ(スダチみたいな柑橘)をのせて、コースを巡回したのち次の人にパスするというもの。よく卵を使って遊ばれるゲームです*4が、厳しいなと思ったのは、コースの途中で落としてしまった場合、その人は初めからコースを辿り直さなくてはならないということです。バランスゲームは得意な方ですが、カラマンシの形状がなかなか歪なので、パスする時にはかなりの集中が必要となりました。

 最後にやったのは、さながらスイカ割りのようなゲーム。棒を持った人が目隠しをしてグルグル4周ほど回ってから、周りの声に従い標的を叩く遊びです。スイカ割りと大きく違うのは、標的が床に置かれているのではなく天井から吊るされているということでした。吊るされているのは植木鉢で、中にはお菓子がたくさん入っています。ちょっと勿体ないですが、この植木鉢を割るのがゲームの目的です。簡単に割れるかと思いきや、しっかり芯で捉えないと割れませんので何度も棒を振り回したりして、楽しいひと時でした。僕があまりに失敗するので「忍者にはなれそうにないね」と言われてしまいました。剣道二段も形無しです。

 

 その後はカラオケをしたり*5、射撃や釣りをそれぞれで楽しんだりと、充実した休日という感じです。なお釣りに関して言えば、最後の最後で20cmくらいの小さな魚(フナっぽいけどなんなのかは不明)を釣り上げることに成功しました。リリースしましたが、心地よい達成感です。

 この日は同じマニラ首都圏にいるパートナーズのひとりも、飛び入りで参加したのですが、みなさんが温かく迎えてくれたおかげもあって楽しく過ごせていたようです。

 

 またこんな会に参加できたらとは思う一方、いつまでもゲストのままでいるのは申し訳ありませんから、パートナーズが集まってなにか企画するのも面白いかもしれません。

*1:僕のポリシーとして、一方的に向こうがこちらを知っているだけの場合には友達として受け入れないようにしています。僕の側からある程度顔と名前が一致していないのに「友達」とレッテルを貼るのは、不本意と同時に失礼と思うからです。たまに友達1000人という方を見かけますが、そういう人はその全員のこと(名前とかどこでどう関わった人かとか)を覚えているのでしょうか。すぐ人の名前を忘れてしまう僕としては、にわかに信じがたい能力です。

*2:個人の邸宅に池とボートとがある例としては、武者小路実篤邸を知っていますが、規模が全然違います。武者の池は、日本においては広く立派なものですが、ボートが方向転換できるかどうかという広さでした。

*3:インドをはじめとする国々では左手が不浄とされている、というのはよく知られていますね。その印象あってか、どうも僕は食べ物をつかむ時、左手を使うのをなんとなく躊躇してしまいます。両手に油がついたらにっちもさっちもいかなくなる、というのもありますけどね。

*4:卵のゲームについてはegg and spoon raceというらしく、それ用のおもちゃまで売っているみたいです。僕は遊んだことありませんが、幼少期にアニメ「Noddy」でレースを楽しむおもちゃたちを見た記憶があります。

*5:日本の曲がないため固辞していたのですが、空気的に歌わざるを得なくなったのでカーペンターズ"Top of the World"を歌わせていただきました。懐かしい曲ですが、2番はうろ覚えでしたのでお耳汚しの感があります。