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日本語パートナーズ記@マニラ

日本語パートナーズ フィリピン3期として9カ月間派遣予定。大学では国語学を専門にやっていましたが、キャリア的には背水の陣。

滞在17日目:コバンザメ的マニラ市内観光①

 夕方に韓国関連の学会に顔を出して、お昼をたらふく頂きました。ちょっと諸事情あって*1出遅れこそしたものの、満腹に十分なおいしい料理を楽しみました。

 学会自体は今日が最終日ということで、参加者=韓国に関連した研究を行っている方々が、今度の会を通じてどのように研究の進め方を改善したかということが口頭で説明され、いったん解散して大先生方がはけたのち、会自体への意見がシェアされました。日本での学会の類に参加した経験は十分でないのであくまで感想ですが、日本でドメスティックに行われているものよりも活発なやり取りがある印象です。若い人も平気で上の人に意見していて、もちろんそれは尊敬のもとやっているわけですけれど、「偉い先生だからあまり口出しせずにおこう」というように生産性を失わないのが楽しかったです。

 で、夕方からはゲストスピーカーの方々をマニラ市内へ案内する2泊3日のプランがあり、運よくそれに混ぜていただくことができました。

 この日行ったのは、2か所の教会。キアポ教会(Quiapo Church)とサン・オウガスチン教会(San Augustin Church)です。

 

 

 まずキアポ教会は、都心部のかなりごみごみしたところにあります。歩道には所狭しと土産屋の屋台があってキリストの像やアロマ、焼き魚まで売っていました。路肩にはこれまた大量のジプニーとトライシクルが。あとから知ったところによると、キアポは交通の観点からも中心地で、ここからならどこへでも足があるそうです。写真を撮りたかったのですが、やはり街中でカメラを取り出すのは怖いです。

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教会は大変な混雑で、一部の隙間もないほど人で埋め尽くされています。金曜ですし、特別な日ではないはずですが、それだけ教会というものが力を持っているのだなと感じました。洗脳、という言い方をしてしまうと聞こえは悪くなりますが、すがるものがあるというのは心理的にかなり助かることでしょう。「信じるものは救われる」とは、日本人には理解しづらい部分かもしれません。

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教会の出入り口付近には、雨の中折り畳み傘を売る男性や花(サンパギータ)を売るストリートチルドレンがいました。いちいちそれに構うことはありませんがしかし、毎度複雑な心境です。

 

 2つ目、サン・オウガスチン教会はキアポ教会からすこし郊外の方にあるからか、非常に静かです。キリスト教の作法は存じませんが、なにやら歌のようなものが復唱されている最中でした。奥までは入らなかったものの、このような荘厳な教会は日本にはなかなか見られないですから、感動ものでした。

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惜しむらくは、天井の意匠を見ていて違和感を抱き、よくよく観察したら模様が彫刻ではなく壁紙だった点です。保存の観点からなのか演出なのかわかりませんが、どうせなら彫の細かさをも観察したかったです。

 

 お食事は教会にほど近いBarbara’s。

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スペイン風の内装も素敵ですが、ビュッフェの料理も大変においしい。特に好きだったのはBeef Calderetaというもの。

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ストロガノフみたいな牛肉の煮込みで、ちょっぴりスパイシーなのがよいアクセントになっています。それからBanana Sesameと称される、揚げたバナナにゴマをまぶしたデザート。

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これも、当然ですがおいしい。そういえばバナナ春巻きとか、まだ食べてないなぁ。

 おいしい料理に舌鼓を打っていると、ショーが始まりました。弦楽カルテットで幕を開け、種々のダンスも実に見事。たぶん地方色とか、スペインのもの・土着のものとか、いろいろな違いがあるのでしょう。多様な踊りは見るだけで興奮するものでした。

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 で、ショーの最後には参加型のパフォーマンスがありました。この店自体が観光客に有名なものらしく、われわれ以外にもフランスとかニュージーランドとか、日本からも客が来ているようでした。「参加型」と書きましたが、要するに「一緒に踊ろうよ!」というもの。踊るのは、フィリピンのダンスでおそらくもっとも有名な「Tinikling(ティニックリング)」というバンブーダンスです(上の写真は2組の棒を使ってますが、やらせていただいたのは1組だけの簡単なもの)。日本にも似たものがあったかと思いますが、竹棒が開いたり閉じたりするのを避けながらステップを踏んでいくあれです。

 こう見えてリズム感には自信がありますので、ショーを見ながらイメトレしていたのもあってそこそこ踊ることができました。他の方には「昨日練習したんでしょう?」「ショーをかっさらったね!(You stole the show!)」と好評でした。

 

 ホテルはMicrotel MOA。これも有名だと思います。このあたりの景色に見覚えがあると思ったら、3年前に連れてきてもらったエリアなのでした。

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*1:早くも胃の調子が悪く、明け方に若干の嘔吐を経験しました。痛みはありませんし、食べすぎによる消化不良だろうとわけは知れていました。