役に立ちそうなもの #2(教具編)
さて、「役に立ちそうな」はなしもしていかなくてはなりませんね。出発間近ですが、荷詰めがてらこれまでに購入したものを少しずつ挙げておきたいと思います。
今回は教具編、とでも題しましょうかね。
初めにご紹介しますのは、土牛の「かっくんゆび指示棒ロング」です。指示棒なんて100均でも売っていますが、こういう指の形をしたものは見かけません。またこの商品は結構な長さがあり、最長で126cmまで伸ばすことができるそうです。「かっくん」というのは、先端の指部分に角度をつけられるということ。これでピンポイントに示すことができるというわけです。
この商品の最大の強みは丈夫なことだと思います。土牛産業って工具を作っている会社らしくて、この商品についても、工事の現場で物件のある一か所を示して写真を撮るのに用いるというのが本来の使い方のようです。ちょっとお値は張りますが、丈夫に越したことはないかなと購入しました。ちなみにこれは、大阪での研修中に先生からお教えいただいた品です。
お次はこれ。
「ひっつき虫」ですね。ご存知の方も多いとは思いますが、穴をあけずにポスターを張ったりするのに使う、ソフトタイプの粘着剤です。
練り消しのようなのを指で練って貼るだけなのですが、けっこう日本語教育の現場でも有用だと思います。というのも、例えば黒板(白板)になにか単語の紙を貼り付けようとしたときに、日本ならマグネットでペタッといけますが、海外では必ずしも磁石でくっつかないのです。僕が日本語教育を勉強したロンドンではまさにそうでした*1。黒板に限らず、ポスターの上から紙片を貼り付ける時にも使えるのでとても便利です。
ちなみにロンドンでは、同じようなもので「Blu-Tack」というのを使用していました。うちにも絶対残っているはずなのですが、どうしても発掘できないので「ひっつき虫」のほうを買ってみることにした次第です。。
つぎはこれ。
よくできましたスタンプ自体は、先日100均で買ったものをご紹介しましたが、これはトトロのもの。木箱にたくさん種類が入っていますので楽しいです。スタンプ好きの方はよくご存じでしょうが、材質に関わらずスタンプってけっこう高いのですよね。これも数こそ多かれ、なかなかの出費でした。とはいえ、日本の有名なアニメキャラに応援されればモチベーションが保たれる、という学習者もあるかもわかりませんし、賑やかしにはもってこいだと思います。トトロのこうしたスタンプはパターンがいくつかありましたが、実際使うことを考えたらこれが一番使い道が多いかと。
ビバリー スタンプ となりのトトロ 木製ごほうびスタンプ2 SG-128
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ちょっと話はズレますけど、僕は現地での活動として「消しゴムハンコ」をやってみようかと画策しています。ずっと自分は不器用だと思って生きてきたのですが、先日戯れに消しゴムを彫ってみたところ案外とうまくいったので、現地での文字学習に組み込むことができたら楽しいかもしれない、と考えているところです。消しゴムハンコ用のアイテムもいくつか買いましたが、それはまた別のお話。
今日さいごはこれ。
いわゆる水書道というやつです。たしかJFM(Japan Foundation in Manila)にもいくつか用意があるはずですが、自分用に買ってみました。思いのほか早く乾きますので、そこそこのペースで練習することができます。
いちおう大学でも「書道」の単位はとった*2のですが、もともと素養があるわけではないので、教えるのは難しそうです。
マズくはないと思うのですが、やはりもう一歩足りませんね。
ちなみに、水書道用に100均の筆を買ってみたのですが、ダメですね。使うそばから毛が抜けてゆきます。水書道として練習する分にはいいですけど、墨でちゃんと書くにはそれなりのを買ったほうがよさそうです。
教育に使えそうな道具としていくつかご提示しましたが、いずれにも言えるのが、買うならAmazonが一番早いし安いということです。もちろん実際に手に取って吟味することは不可欠かと思いますが、ものが決まっている以上はネットで買ったほうが安い時代です。たいてい翌日とかに届きますし、過剰な梱包に辟易するほかは便利なものだとしみじみ思います。