日本語パートナーズ記@マニラ

日本語パートナーズ フィリピン3期として9カ月間の活動を経験。大学では国語学を専門にやっていましたが、キャリア的には背水の陣。

フィリピンフェスティバルをぶらり

 研修最終日に、「明日は東京でベトナムフェスタをやっているから行こうと思う」と言っている方がいました。それを受けて、あるメンバーが「フィリピンのフェスティバルもあるのでは」と調べたところ、果たして日比谷公園で開催されるとのことで、今日はそれに馳せ参じてきました。

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 ちょっと寝坊しての参加となりましたが、日比谷駅を出た段階から周囲よりタガログ語の嵐。「フィリピンフェスタ」って、フィリピンの文化やら何やらを日本人に紹介するものかと思ったら、フィリピン人が集まる稀有なきっかけともなっているようでした。

 

  フィリピンメンバーの2人にくっついていく形になりまして、さっそく食べものの列に並びました。

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ずいぶんな盛況です。フェスってたまに冷やかしに行きますけど、この長蛇の列はなんとも耐え難いものがあります。やっぱり屋台だと設備も甘いですから、さばききれないのでしょうね。

 今回食べたのは、SisigChicharonLumpiang ShanghaiAdoboHalo haloです。3人で分けたとはいえ、けっこうな量であったのと脂分が多いのとで満腹感は強いです。

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おっと、Sisigの写真だけ取りそびれてしまいました。

 タイミングよく空いていたパラソルを確保して食宴に興じていますと、フィリピン人のおばちゃんが話しかけてきました。英語が話せるか確認ののち「その食べ物はどこで買ったの?」と聞かれた*1ので、「あっちのほうにいっぱいお店あるよ」と教えてあげると「あなたたちはどこから来たの?」と。聞けば韓国人に勘違いされていた*2のでした。「日本人にしては英語が上手ね」と言われたところを見るに、やはり日本人は英語がだめなものと思われているのでしょうか。

 おばちゃんと少しお話をして、Chicharonの作り方を教えていただきました。僕はてっきり、豚の皮をただ油で揚げればいいものと思っていましたが、その前に天日で干さなくてはいけないとのことです。それも1週間の長きにわたって干し続けなければならないため家庭で作るのは難しく、店で買うとそれなりの値段になってしまうとおっしゃっていました。

 どうでもいいんですけど、フィリピン人はやっぱり明るくてお話し好きな方が多いのですかね。昔フィリピンに行ったときはそれほど感じなかったのですが。まあ確かに、「他人とは一切話す気がありません」という態度を前面に出しているよりはるかに心地よいです。

 

 買いすぎた感もあって最後はやや頑張って食べなくてはなりませんでしたが、ともあれ料理はどれもおいしかったです。ベトナムとかタイとかの料理は香辛料にクセがある印象が強いです*3が、フィリピンはそれほど感じません。スペインの影響が強いことも原因としてあるかもしれませんが、日本人の口には合いやすい味付けかと思います。

 

 終わった後は東京あたりを散策して、夜遅くまで話し込んでしまいました。成田でメンバーに再開するのが大変待ち遠しいです。

*1:食べものの屋台はひと区画に固まっていて、同じ公園でも反対側には企業ブースしかないような状況でした。

*2:そういえばフィリピンでも現地の方に「アンニョンハセヨ」と挨拶されたことがありました。フィリピンでそう思われるのならまだわかりますが、日本で言われるとは思っていませんでした。

*3:ハワイのベトナム料理屋さんで初めてまともにパクチーを食べましたが、その時はどうしてもその匂いに耐えられませんでした。ところがタイに行って、いやが上でも食べ続けていたらなんとなく慣れてしまいましたから、人間は不思議なものです。