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日本語パートナーズ記@マニラ

日本語パートナーズ フィリピン3期として9カ月間派遣予定。大学では国語学を専門にやっていましたが、キャリア的には背水の陣。

研修27日目(終):「ここまで」と「ここから」

派遣前研修の話

 3時まで起きていたのは、他でもなく荷造りにおわれていたためです。僕は整頓の得意な質でなく、またどうしても物を捨てられない性格ですので、部屋が瞬時に散らかってしまうのです。今回も机の上にはプリントが雑然と敷かれ、床には使い終わった電池が転がっているというありさまでした。
 そういえば研修の一番初めに「これだけは守るべき」という三カ条を教わりました。

1.挨拶をすること

2.時間を守ること

3.片付け・掃除をきちんとすること

「これさえ守っていれば、たとい仕事ができなくても『いい人』と見てもらえる」というのですが、しまった、抵触していますね。どうにか頑張ろう。

 

 9時に英語の先生がセンターを出発していきました。ほんとうにお世話になったし、すごく楽しい時間を過ごすことができました。最後にまた何枚か写真を撮って、お別れのハグ。 
 10時からの最後のコマは、旅のしおりが配布されて一通り注意事項が話されました。実はフィリピン行のフライトは朝早いので、前日に成田のホテルに泊まることになっています。東京なら始発でどうにかなるかな、とか思っていましたけど、万一遅れたらコトですからありがたいです。
 最後に全員で記念撮影をして、ほんとうのおしまい。

 僕はどっちかというと、知らない人に物怖じせず話しかけられるタイプではありません。ですから1か月前に1人でセンターに来たときは、とっても不安に思っていたのですが、とんだ杞憂でした。選考を経ているだけあって、みなさま面白い経歴と熱意をお持ちの方ばかり。僕もそれなりに「できる」ほうだと思っていましたが、大海のなんと広いことでしょうか。蛙どころか尻尾さえ残ったオタマジャクシだったようです。
 多用なみなさんとお話をするのがあんまり愉快で、フィリピンのメンバーのみならず、ベトナムに行くメンバーの方々とも割にたくさんかかわることができたかなと思います。強めの個性ぞろいでしたがそれもまた面白く、おかげさまで研修中は気分の大きく沈むことがありませんでした。
 「袖振り合うも他生の縁」とは僕が初めの自己紹介シートに書いた言葉ですが、せっかく仲良くなれたのですから、現地での活動も共有しあってお互いを磨き合えたら素敵ですね。

 ここで学んだことは、量にすると実はあまり多くありません。しかしながら、ある種のヒントやアイデアといった「入り口」をたくさん覗きこむことができたのは、僕にとって大きな収穫でした。「日本について知らない・説明できない」「英語が話せない」「学習者に伝わるような話し方ができない」、どれも一般論で、ここに来るまでもなくわかってはいたことです。けれどそれが「どう難しいのか」という段に至ると、これは一度やってみて壁にぶち当たってみなければ決してわからないことだと思います。自分で実践して、仲間の挑戦を見て、ヒントを得ることで初めて「入り口」を見ることができた思いです。
 出発までもう1ヶ月も残されていません。その間に、もちろん買いそろえるものもありますし、読まなくてはならない本もあります。うまく取捨選択して万全の態勢で渡航できるよう、まずはこの研修で維持してきた規則正しい生活を守ってゆきたいです。

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みんなで「派遣までにやること」の意見を出し合ったら、こんなにたくさんでました。全部はできないから、無理のない範囲で頑張りましょう。

 

※研修の記事として書いていない日がありますが、あとから必ず上げます。研修の毎日は発見ばかりでしたので、読むことでみなさんがなんらかのヒントを得られれば幸いに存じます。