日本語パートナーズ記@マニラ

日本語パートナーズ フィリピン3期として9カ月間の活動を経験。大学では国語学を専門にやっていましたが、キャリア的には背水の陣。

研修22日目:己の成長を見る

 明日はもう「日本文化紹介」の本番です。タイムテーブル的には本研修の集大成なのですが、準備がだいぶ慌ただしいので感傷に浸る間もなく終わりそうです。今日の午後はフルでその準備に充てられ、万全で挑むことができるというものです。

 午前中の語学も終わりが見えてきています。木曜日にテストですので、実質今日を入れて3回しか授業はないことになります。いかんせん、何かをまとめて習得するに1ヶ月はあまりに短いですが、毎日3時間は英語だけの生活が続いたというのは大きいと思います。

 

①英語

 ひとまずはテストの返却。オーラルの点数は返ってくるのかどうか心配していましたが、観点別のスコアまで提示していただきました。結果としてはよいものでしたが、納得はゆきません。よい分に文句をつけるつもりはありませんが、あれが高水準のスピーキングだとは到底思えませんので、さらなる向上を図りたいと思います。

 で、今週は復習ウィークということで新しいことはやらずに、いままでやってきたことを軽く総ざらいします。ということで1回目の授業でやったような「自己紹介」をしました。少し前に、「英語が出てこない」悩みを描いた記憶がありますが、今日話してみて思ったのは案外とスラスラ話せるようになっているということです。とくだん語彙量*1が増えたとか、文法に詳しくなったということもないだろうと思うのですが、やっぱり毎日それなりの時間を通して英語を使っていたことがよく働いたのでしょう。

 偉そうなことを言うつもりはありませんが、他のメンバーについても同様の感想を抱きました。だいたい「自己紹介」っていうとひな型を持っていて、それをただ口に出したりすればどうにか伝わるわけですけど、ここにきて言いたいことを英語で口にできるようになっているように窺えました。

 今日「あっ」と気づいたのは、趣味として"flute"というだけだと"Japanese flute"と勘違いされる余地が残っているということです。篠笛とか竜笛とか、たぶん音は出せますけど吹いたことはないので、ここは"Western flute"と明確に示すほうが無難なようです。

 

②日本文化紹介Ⅲ

 ドラえもんをやるという話はすでにしましたが、なんと僕の役回りがドラえもんに決まってしまいました。決まったからには全力でやりますけれど、自分のキャラクターとの落差が心臓に悪くもあります。

 4時間も準備時間があったら絶対ダレるだろうと思いきや、ぎりぎりまで作業&スクリプトの手直しをしていました。万全には至りませんでしたが、現地でもそれは同じでしょう。そもそも設備がどれだけ整っているかわかりませんしね。

 

 夜、突発的にベトナム行の方々と交流会を催しました。よく考えるまでもなく、この研修中ベトナムとフィリピンとは完全に個別に行動していて、語学の授業の後にそのまま昼食へ行くものですからカフェテリアの席も別々。おそらくもう二度と集合しないメンバーなのに、それはあまりに勿体ないと企画されたものなのですが、僕が通知するタイミングをつかみ損ねて、フィリピンからは数名しか参加できませんでした。

 とはいえ会としては盛況を見たので、まあよかったのかなと思います。

*1:よく「語彙数」とか表記されたりしますが、本来「語彙」というのは「語の集まり」のことですから、計測は「量」によるべきだと僕は思います。